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2005年9月 3日 (土)

クラリネットのお手本

このところ繰り返し聴いているのはMargot Leverettというクラリネット・プレイヤーの『The Art of Klezmer Clarinet』というアルバム。二週間前に買ってからほとんどこればっかり。

クラリネットというと私の中では例えばビートルズの「When I'm Sixty-Four」みたいな、「ほのぼのムード」を演出する寝ぼけたような音というイメージが定着していたので、興味のないというか、むしろ好きじゃない楽器だったわけで。

ところが、篠田昌已の作品を通じて知ったクレズマーと呼ばれる音楽では、クラリネットはそんなすっとぼけた音を出さない。独特の装飾音を多用した速くてこまかい旋律をピャラリラヒラルリラ〜と甲高く絶叫。これに衝撃を受けて、クラリネットもいいもんだと思うようになった次第。コンピレーションでいろんな演奏を聴くうちに、フィドルをフィーチャーした曲からクラリネットをフィーチャーした曲へとだんだん興味が移ってゆき、そこへきて『スウィングガールズ』に触発された腰骨さんを筆頭とする今のメンバーに触発されて楽器を買うに至ったという始末。

このアルバムはタイトルのまんま、全曲クラリネット。ピャラリラヒラルリラ〜と絶叫したり、ひょえ〜っへっへっへっと妖しく唸ったり(奥様に「蛇の出る音楽」と言われた)、オーケストラとも吹奏楽ともジャズ違うクラリネットを堪能できる。

そんなわけで目下のところ、こういうクレズマーのクラリネットが私のお手本。つーか、ほかは別にどうでもいいと言うか。

iTMSでも売ってるけど、ジャケットがいいのでCDで。

ちなみに。これまた篠田昌已経由で知った大熊亘というプレイヤーもすごくて、一聴してクラリネットと思えないような過激な音を出す。こちらはちょっと過激すぎるので聴いて楽しむだけ。

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