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2008年7月23日 (水)

原マスミと町田康

原マスミ『シングルズ&コレクションズ』を発売から少々遅れて購入、この二三日繰り返し聴いている。シングル曲やコンピレーションに散在している曲を集めたものということで、既に持っている曲もいくつかあるから、買う前はどうしたもんかと思っていたけど、聴いてみると音がいい!リマスタリング効果ですか。全然別の曲のように聞こえるものもある。といっても、記憶の音に照らしての話で、聴き比べてはいないのだけど。

原マスミを知ったばかりのころに買った『イマジネイション通信』『夢の4倍』のCDはとにかく音がショボくてがっかりしたものだった。これはシンセのピコピコした音とか全体的にスカスカしたアレンジのせいだと思っていたのだけど、そうじゃなかったってことか。紙ジャケリイシューは買わないつもりだったけど、こんなに違うんなら考えちゃうなー。

と、そんなことよりライブでしかやってない曲を録音して欲しい。「人間の秘密」とか「カタログ」とか、タイトルわかんないけど「悲しいのはいやだ、虚しいのはいいやだ」って歌ってるやつとか。

そういえば、これまた最近買った町田康『破滅の石だたみ』に収められた文で、原マスミについて書かれているものがあった。大阪のクラブ・クアトロで共演した時のことというので、私がいちばん熱心にライブを観に行っていた90年代前半あたりのことだと思う。

その後、原さんは、「かなしいのはいやだ。むなしいのはいやだ」という曲を歌い始めたが、自分には、「かといって、ことさらに楽しいのも嫌だ。ことさらに充実しているのも嫌だ」といっているように聴こえた。

これを読んだ時、当時この曲を聴いて漠然と感じていたことをズバリ言葉で示してくれたような気がした。

それにしても、町田康のエッセイ集って、あとがき(たいがい、書名の種明かしになっている)がいちばん面白いような気がするのはなぜ?

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